歯科大学を卒業した歯科医師や技工士に、より高度な技術や理論を伝授するため、1972 年に創設された国際デンタルアカデミー(IDA: International Dental Academy )。最先端の研究を取り入れた国際レベルでの研修活動を続けていて、これまで 3000 名を超える修了者を送り出しています。
JIADS とは、The Japan Institute for Advanced Dental Studies の略で、米国・ボストンのIADS の姉妹組織として設立・運営されている卒後研修団体です。IADS は、Dr. Nevins が主宰する歯周病治療と補綴治療のスペシャリストのための研修期間であり、歯周病と補綴はもちろんインプラント治療の臨床研究と教育において、全米のリーダーシップをとっている組織です
ミシガン大学は米国で最も歴史のある州公立大学であり、名門として全米のみならず、世界的に高い評価を得る研究機関型総合大学。米国の医療分野における発展に多大な貢献を続けている同大学にて、世界的権威であられる Dr. How-Lay Wang より、最先端の総合歯科医療や歯周病治療、およびインプラント外科テクニックを学ぶ。
ペンシルバニア大学は、アメリカ独立に先行する長い歴史を持っており、北米で最初に医学部(1765 年)を設置した大学。伝統的に医学に重きが置かれた研究・教育がなされている同大学にて、歯周病科主任教授である Dr. Joseph Fiorellini より、審美領域における最先端インプラント、歯周病治療、歯周医学を学ぶ。
アメリカ・ロサンゼルスにあるクリニックで、研修施設とラボを併設しており、審美歯科の分野では世界的にも最先端のレベルを誇る。多くのハリウッドスターが患者として通院していることでも有名であり、代表のDr. Bruce J. CrispinはUCLA大学の教授を長年勤め、審美学科を立ち上げた人物としてもよく知られている。最先端のラミネートベニヤ、オールセラミックなどの審美修復について学ぶ。
歯科医院は、お口の中に触れるため衛生面は非常に気になりますよね。
最近では、インプラントの使い回しといった事件がニュースにもなりましたので、安全面や衛生面に特に関心が高まっているようです。
インプラントの使い回しなどは論外ですが、「必要最低限の滅菌処理しか介していない」「他の患者の口を触った手袋のまま治療を続ける」「一日中手袋を変えない」「器具の消毒が十分でない」といった状況の歯科医院がまだまだ多いのが現状です。
しかし、患者様からは、どの程度の衛生管理がなされているのか実態は分かりません。医院の内装がきれいだからといって、衛生管理が徹底されているとは限らないのです。
当院の患者様には、不安を持ったまま治療を受けて頂きたくありません。そこで、当院が導入している、こだわりの滅菌システム、衛生管理・院内感染予防対策についてご紹介致します。
現在世界基準の感染予防の概念はスタンダードプリコーション(標準予防策)と言われるものです。
これは、すべての人の血液・体液(汗をのぞく)・粘膜そして損傷皮膚は感染性があるものと見なし取り扱うことにより感染を防止するという高度な院内感染予防の考え方です。
スタンダードプリコーションでは、ウィルス性肝炎・エイズ等の疑いのある患者様に対しても、特別な対応を考慮するのではなく、患者様ばかりではなく医療従事者も含めすべての医療現場に適した予防法であることに加え、あらゆる感染症に対する感染予防対策になります。
日生歯科診療所ではこのスタンダードプリコーションの概念に基づき、各種最新の機器を導入し、高いレベルのクリーンな環境実現により院内感染防止の取り組みを行っています。
まずは治療に使用した器具の全てを超音波洗浄機にかけます。
次に当院ではモリタ社製のウォッシャーディスインフェクターを使用し、強力な水流による洗浄と熱水(約93℃)による消毒後、乾燥まで自動処理します。
このハイパワーウォッシャーは歯科医療器具洗浄のための専用機器で、高いレベルの洗浄が可能です。
オートクレーブ専門メーカーが製造した、ヨーロッパでとても厳しい滅菌スタンダードであるEN13060の基準に沿ったシーラーで、各種小器具類ごとのパックを行ないます。
滅菌パックは使い回しすることなく、一つ一つ丁寧にパックします。
ドイツシロナ社製のクラスB滅菌器によるクォリティの高い滅菌処理
クラスB滅菌器とは:
ヨーロッパの滅菌のもっとも厳しい基準がクラスBです。
従来の歯科医院で使われていた滅菌器では、複雑な形の器具やパックをすることで滅菌の届かない部分がありました。
クラスB基準の滅菌器は器内を真空状態にし、真空と蒸気の注入サイクルを繰り返す事で蒸気を隅々まで行きわたらせ、治療器具を完全に滅菌することができる滅菌器です。
日本では滅菌に対する概念が低く、基準も設けられていないため、普及率は約1~2%と言われています。
滅菌に力を力を入れている歯科医院では導入が進んでいます。
先日、新聞等にて、歯科医院における感染予防対策についての記事が載りました。
平成24年に日本歯科医師会会員を対象に実施されたアンケートでは、患者様ごとに歯を削る器具(タービン)の柄の部分を滅菌している歯科医院は全体の3割のみ。歯科医院によっては患者様のお口に入れた機器を、軽く洗ったりアルコール綿で拭く程度しかしていないということですので、院内感染の不安が懸念されています。
これには、ハンドピース類が非常に高価なので本数を確保することが困難なことや、通常の滅菌では滅菌することによっての故障のリスクが増加するなどの理由があげられるのですが、みなさんのお口の健康を守るという使命のある歯科医院にとって、滅菌は最も重要なテーマです。治療に使用した器具には、ヘルペス、ヒト免疫不全ウィルス、結核菌、インフルエンザウイルス、B型肝炎ウィルス、C型肝炎ウィルス、といった、ウィルスが付着している可能性があるのです!
当院では、患者様の歯を削る機械(タービン、コントラ、5倍速コントラ)はすべて、ドイツシロナ社製の「DACユニバーサル」にて1回治療するたびに、1本ずつ滅菌処理をおこなっており、院内感染等の懸念はございませんので、安心してください。
滅菌処理が終わったものをきれいに収納し、患者様ごとに開封いたします。
治療器具や歯を削る器具だけでなく、その先につけるドリルや根っこの治療に使う ファイルなども全て患者さんごとに交換させていただいております。
可能な限り、ディスポーザブルのものを使用
当院では、感染予防のため患者様ごとに、毎回グローブの交換を必ず行っています。
他の方の口を触った後に、手洗いをしたとしてもそのまま自分の口を触られるのは抵抗感がありますよね。
法律では交換は定められていないため、交換していない歯科医院も多いようですが、『歯に優しい・体に優しい・人に優しい』そんな歯科医院を目指しているからこそのこだわりです。
手袋だけでなく、エプロン、うがい用のコップなどもディスポーザブル製品を使用しています。
もちろん、患者様ごとの使い回しはありません。すべての患者様にできるだけ不快な思いをすることなく治療をお受け頂けるように努力しています。
当医院では患者様が安心してご来院いただけますよう、医療施設用高性能空気清浄装置エアロシステム 35MDを3機設置しています。(待合室・診療室・オペ室に完備) このシステムは、国公立病院や大学病院の手術室でも採用されており、信頼性も高く空気中のウイルス、細菌、微粉塵、花粉、PM2.5等をすばやく除去することができます。 また、歯医者特有のいやな匂いも軽減することができます。
歯を削る時には、目に見えないほどの細かな水や粉塵が飛び散ります。
この水や粉塵が患者様の顔にかかったり、吸い込んだりすることを防ぐ「フリーアーム・アルテオ」を導入しています。
フリーアームは強力な吸引力で治療時に発生する水や粉塵を吸い取り、安心でクリーンな院内環境づくりのお手伝いをしています。