皆さんこんにちは!歯科衛生士の今井です。
6月頭に長谷ますみさんが主催するSRPのセミナーに2日間行ってきました。
参加したのは衛生士の3人です。
とても大人気のセミナーで半年前から予約をしてやっと行くことができました。
グループに分かれて受講者6名に1名の担当インストラクターがつくのでとても丁寧に教えてもらう事ができました。
S.R.Pとはスケーリング&ルートプレーニングの略称です。スケーリング&ルートプレーニング(以下SRPと記します。)とは歯周病治療の1つで、ハンドスケーラーと呼ばれる専用の器具や、超音波の器具を用いて歯周ポケットの中、いわゆる歯茎の中の歯の根に隠れている部分の歯垢や歯石を取り除くことです。
以下の写真のように歯の周りに歯周ポケットという溝があり、その溝に歯垢や歯石が付着します。その汚れが歯周病の進行を助長する役割をしています。
歯周ポケットのなかの汚れは歯ブラシなどでは、除去することが難しいため、特別な道具を使って汚れを除去する必要がございます。
SRPを厳密に分けると以下の二つに分かれます。
スケーリング:歯にこびりついた歯石やプラークを取り除くこと。
ルートプレーニング:細菌で感染した歯の根の表面(セメント質)を取り除き、磨いて表面をツルツルにして細菌の付きにくい環境にすること。
SRPをすることによって歯周ポケットを清潔にすることができ、歯の根の表面をツルツルにすることができるので、歯周病の改善や、それからの口腔内の改善に繋がります。
しかしこのSRPは、歯周ポケットの中に器具を入れて取り除くため、痛みを伴なうことがございます。SRPには高い技術が必要です。
これからも私たち衛生士は今回のセミナーを生かし、SRPの技術向上に努めていきたいと思います。